矯正治療中にやってはいけないこと
皆さま、こんにちは。
東京の代官山エリアにある、代官山こども矯正歯科です。
矯正治療中の患者さんから、「〇〇ってしてはダメですか?」と聞かれることがあります。
結論から言うと、矯正中にやってはいけないことは意外にもシンプルです。
① 装置を壊す・補助装置が脱離する可能性のある行動
マウスピースをつけたまま食事をする、固いものを前歯で思い切り噛んだり、
ガム・キャラメル・グミなどの粘着性の高い食品を食べることは、
装置の脱離や変形の原因になります。

装置が外れたり壊れたりすると、その間は歯が計画通りに動かず、
結果として治療期間が延びることになります。

② 自己判断で変えること
「早く終わらせたいからゴムを2重にかけてみよう」、
「マウスピースの交換頻度を早めてみよう」という行動です。
矯正治療では、歯や歯の周りの組織にとって
最も無理のない力(至適矯正力)が設定されています。

ゴムを2重にしたり、マウスピースの交換頻度を早めたりすると、
・力が強くなりすぎる
・歯の周りの血流が悪くなる
・かえって歯が動きにくくなる
・痛みや歯の根っこへの負担が増える
といったリスクが高まります。
ですので、強い力=早く動く、ではありません。
至適矯正力を超えた力は、治療の近道どころか遠回りになります。
③ 通院を自己判断で空けてしまうこと
痛みがない、見た目が整ってきた、
それだけで順調とは限りません。

通院は歯の動きや力のかかり方を確認し、
至適矯正力が保たれているかを調整するためにも必要です。
④ インターネットの情報をそのまま当てはめること
矯正治療は、歯並び・骨・年齢など
一人ひとり条件が異なります。

他人の体験談や方法をそのまま真似ることで、
意図せずその方にあった計画から外れてしまうこともあります。
まとめ
矯正中に一番やってはいけないのは、
「良かれと思って、力を自己調整してしまうこと」です。
歯科矯正治療は、適切な力を、適切なタイミングでかけ続けることが何より大切です。
疑問があれば、自己判断せずご相談ください。

執筆・監修者
理事長:岩田 直晃
日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会臨床指導医 東京歯科大学歯科矯正学講座 非常勤医局員
【経歴】
東京歯科大学卒業
東京歯科大学歯科矯正学講座 卒後研修課程修了 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科 勤務
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