よくあるご質問
矯正治療期間・通院について
息子のマウスピース矯正を考えています。
「お友達にからかわれるのが心配」など見た目に抵抗があるので、できるだけ目立たない装置で矯正がしたくてマウスピースを考えています。
私は平日は仕事が終わるのが遅く、海外出張があったり土曜日も出勤することがあります。
通院するとしたら日曜日しかないのですが、それでもマウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正は続けられますか?マウスピース型矯正装置(インビザライン)専門クリニックはほとんど日曜日が休みなので困っています。
海外赴任先で矯正治療をしていました。
治療はまだ途中なのですが、急に帰国する事になってしまいました。今ついている器具をどうすればいいのか心配です。
また、治療費はどの様になるのでしょうか?
治療を続けることは可能です。
ただし、再開するにあたり今の状態を確認し、そこから改めて治療計画を立て直す必要があります。
これまで治療をしてくれていたドクターから何か伝言や手紙があればそちらを参考にしますが、無かったとしても今どの様な状況か、今後何を目標にするかを相談し、治療を完結させる事ができます。
海外での治療は、言葉の問題から治療計画がわからないまま治療を始める人も少なくはありません。きちんと現状とゴールを整理し直せるよい機会になったと安心される患者様もいらっしゃいます。
矯正装置は、当院で使っているものに付け替えるのか、そのまま使い続けるのかは状態をみて判断致します。同じ規格の矯正装置であればそのまま使用できる場合もあります。
気になる治療費に関しては、治療を始める前に見積もり提示いたします。場所によりますが、海外での治療費と異なる場合がありますので、ご相談ください。
歯並びが綺麗になった後は、何もしなくてもいいのでしょうか?
綺麗になった歯並びを保つために「リテーナー」という装置を使用していただき、定期的にメンテナンスを行っていきます。
矯正治療の目的は、歯並びを治すだけではありません。綺麗になった歯並びを一生維持していくことです。
当院では治療終了後の永久歯への生え変わりや歯並びの後戻りなど再治療が必要になった場合は、当院が責任を持って治療を行います。再治療に追加費用はかかりません。※治療保証は18歳までとなります。
毎月の治療時間はどれくらいかかりますか?結構かかるのでしょうか?
通常の診察については、毎回15分程度で終了します。
事前に処置内容を考え、お約束時に治療時間をお伝え致しますのでご安心ください。
矯正相談後、すぐに治療を始められるのでしょうか?できるだけ早く始めたいのですが。
当院では、まず精密検査(写真、レントゲン、歯型)の結果をご報告する「診断」を受けて頂き、それから治療に入っていきます。
矯正治療は期間も費用もかかります。ですので、慎重に現状を確認し、正確な治療方針を決定するためです。
治療方針も1つとは限りませんので、しっかりご説明し、治療内容を確認して頂いてから治療をスタートします。
学校の時間があるのですが、できるだけ休みたくないです。大丈夫ですか?
平日も18時30分までアポイントをお取りできますので、学校帰りに来ていただければ休まなくても大丈夫です。
土日も診療していますので、習い事などで平日の来院が難しい場合は、週末にお越しください。
治療開始後は、どれくらの頻度で通えばいいのでしょうか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の患者さまは、3回目以降は、3ヶ月〜半年に1回になります。(通院頻度は歯並びや治療段階により異なりますが、遠方の方やお忙しい方はご相談ください。)
予約・診療時間について
初診相談の予約を取りたいのですが、長期休みに合わせて受診したいので、7月下旬頃を希望しています。
あまり先の予約は受け付けていないのでしょうか?また、どれくらい先まで予約は可能ですか?
初診相談のご予約は2ヶ月先までお取りできます。
ホームページには翌月の診療日も掲示しておりますのでそちらをご確認いただき、ご都合の良い日時をお問い合わせください。また、先のご予約につき、アポイント変更の可能性がある場合でもご対応させて頂きます。
2か月以降の診療日でのご予約をご希望の場合には、直接お電話にてお問い合わせ下さい。
お電話でのご予約はこちら 03-6809-0553
娘の歯のガタガタが気になっており矯正治療を始めようと思っているのですが、不安やわからないことがたくさんあります。治療法とか費用とか期間とか痛みとか…。そもそも娘のガタガタの歯並びは綺麗に治るのか等です。
最初の「初診矯正相談」ではどんな話が聞けるのでしょうか?
当院の初診相談では他院とは異なり、相談であっても実際に写真やレントゲン写真をお見せしながら歯並びの現状やどのような矯正治療が必要なのかを専門的立場から詳しくお話します。
初診相談は他の多くの矯正専門医院でも行っています。ただ、歯並びを簡単にチェックして矯正治療について一般的なお話をされるだけの医院がほとんどです。
当院では、ご相談時に詳しい問診とレントゲン写真の撮影、お顔及び歯並びの写真、院長によるかみ合わせの診察まで行い、その記録と問診の結果を当日に詳しくご説明致します。そのため相談時間も約1時間と十分な時間を確保しております。
患者様ご自身の歯並びの写真やレントゲン写真をご提示しながら相談を受けられますので、適した治療法や装置、費用、予測される治療期間や歯の動く痛みなど様々なご質問にお答えすることができます。
また、多くの治療症例データやマウスピース矯正のシミュレーションから同じような歯並びの方の治療経過や結果をお見せすることができますので、「自分の歯並びがどうなるのか?」という治療のゴールをイメージすることができます。
これらのお話をコーディネーターではなく実際に治療する院長がすべて行います。そのため相談時間内は他の患者様のアポイントはお入れしておりませんし、初診相談を受けていただいても無理な治療や必要のない治療のお勧めは致しません。安心してなんでもご相談下さい。
◎初診相談Web予約はこちらから
お電話でも予約を承っております。
近くの一般歯科でこどもの歯並びを指摘され、矯正専門クリニックの受診をすすめられました。
初診相談の予約を取りたいのですがどうしたらいいですか?
初診相談のご予約はお電話もしくはWEBからのお問い合わせフォームよりお取りできます。
お電話でのご予約はこちら 03-6809-0553
代官山こども矯正歯科
平日15:00~18:30
土日9:00~13:00
休み:月/祝
※診療日は週により異なります。各週の診療予定はホームページGoogleカレンダーからご確認ください。
初診カウンセリングの時間を教えてください。
当院の初診カウンセリングは、約60分程お時間を頂戴いたします。
また、費用はいただいておりません。
急に痛みが出たり、装置が外れた時には診ていただけますか?それとも次回の予約まで待たなければいけませんか?
緊急時にはすぐに対応致します。何かおかしいと思ったらすぐご連絡ください。ご予約無しでも対応致します。
子供が学校行事や習い事をしているので、予定が急に変わることがあります。予約の変更はできますか?いつぐらいまでに連絡をすればいいですか?
可能であれば前日までにお願い致します。当日のキャンセルもご予約の時間までにご連絡をいただければ受付け致します(当日のキャンセルについては他の患者さんに迷惑になりますので、なるべく前日までにご連絡していただきますようご協力よろしくお願い致します)。
待合室で長く待つことはありますか?
当院では診療時間を長めにお取りいたしますので、待ち時間は殆どありません。
ただ、前の患者様が遅れて来られた場合には、稀に5分程お待たせすることもあります。ご容赦ください。
平日が仕事で子供を連れて行くことができません。土日も診療していますか?何時まで予約が取れますか?
はい、土曜日、日曜日も隔週で診療しております。
午前9時から午後1時までご予約をお取りいただけます。
週により異なりますので、各週の診療予定はホームページ掲載のGoogleカレンダーからご確認ください。
矯正治療費について
医療費控除の為に領収書が必要なのですが、一括領収書でしょうか?
一年間分の個々に発行している領収書の合計金額になります。そのため、治療毎の領収書は紛失されないように大切に保管しておいてください。
矯正治療は保険外の治療と聞きましたが、医療控除の対象にはなりますか?
はい、なります。
矯正治療は、保険外医療となっております。そのため高額医療の適応にはなりませんが確定申告されますと治療費などのお支払いの一部が還付されることがあります。 1月~12月までに発行された領収書の合計が10万円以上であれば、受け付けてもらえますので、同年度の確定申告の時期に最寄りの税務署へ領収書をご持参の上、申請してください。高校生までの方は、無条件に還付されます。成人(大学生を含む)の方につきましては、美容整形の扱いになりますので本来は適用されませんが、診断書を添付して申請されますと、適用される場合があります。税務署側もはっきりとした取り決めがあるわけではないようですので、必ずしも適用されるとは限りませんが、診断書をご希望であればお申し出ください。
矯正治療期間中に基本管理料と処置料以外に費用はかかりますか?
通常はかかりません。
ただ、装置を壊したり紛失した時などはご請求させていただくことがあります。
矯正料金の支払いでクレジット払いはできますか?
クレジットカード払いを使用いただけます。各種取り扱っております。
基本管理料は、一括のみの支払いなのでしょうか?分割もできますか?
矯正料金がクリニックによってバラバラな気がします。同じではないのでしょうか?また、違うとしたらどれくらい違うものですか?
健康保険の範囲を越える治療を「自由診療」と言います。これは治療の内容に制限がなく、どのような材料を使って、またどのような治療を行っても自由であるということです。したがって、矯正治療を行う医師の考え方で治療の内容や結果が大きく変わるので、治療の費用も当然差が生じます。 また、医院の立地条件によっても変わります。
矯正治療でも保険が適応できることがあると聞いたのですが本当ですか?
歯並びの状態によっては、特定の場合に限り保険の適応となることもあります。代表的な場合としては、歯並びの土台ともいえるあごの骨が大きすぎたり小さすぎたりする「顎変形症」と「唇顎口蓋列」があります。
しかし、保険での矯正治療は厚生省の認可を受けた医療機関でしか行えず、また、金属製の矯正装置や定められた材料しか使えないなどの制約がありますので、まずはご相談ください。
矯正治療の開始時期について
年長の息子がいます。母親の私自身も昔4本歯を抜いて矯正治療した経験がありますので、将来の歯並びが不安です。
かかりつけの歯医者で「お子さんは乳歯がぎっしり詰まっているので顎を広げる矯正治療を始めた方が良い」と言われました。先生の説明だと使う矯正装置はマウスピースみたいです。将来的には抜歯をしてワイヤーで矯正治療をする可能性もあるとの事ですし、結局ワイヤー矯正治療が必要なら小学校くらいから始めた方が良いような気もします。
今から矯正治療を始めるメリットはあるのでしょうか?
まだ乳歯列期の場合は「受け口」などの特異的な症状がない限り、定期観察として矯正治療を開始しない事が多いです。
その理由は以下の3つです。
①乳歯列期では歯並びの大きさや噛み合わせの位置を判断する事ができません。
永久歯の前歯と6歳臼歯が生える事で歯並びの縦横の外形を判断できるようになります。それまで待った方が正確な治療方針や装置を選択できます。
②永久歯の先天性欠損があった場合、早期の矯正治療は無駄になる事があります。
10人に1人の割合で永久歯の種がない事があります。この場合だと将来的には先天性の欠損歯部分のスペースは閉じなくてはなりませんので、歯並びを広げるメリットはなくなってしまいます。
③治療の最終的なゴールが遠くなります。
永久歯に生え変わる時期というのは決まっています。ワイヤー矯正による本格矯正を行う時期は12歳前後と考えると治療の最終ゴールは中学校2,3年です。幼児期からスタートすると治療期間は10年近くになります。
以上の理由より乳歯列期である幼児の矯正治療は不安定な要素が多く、通常は推奨していません。ましてすでに乳歯列でスペースがなく将来的に抜歯になる可能性が高い場合は、適切な時期まで待った方が良いこともあります。
お母様自身や一般歯科の先生では判断が難しいこともありますので、その場合は一度ご相談下さい。
今、小学4年生ですが、中学は受験させることを考えています。
先日、かかりつけの歯医者さんから矯正の治療を勧められました。
確かに以前から前歯の生え方が気になってはいましたが、これから塾も通わなければならないのに塾と矯正治療の両方は本人にとって負担になりますでしょうか?
中学受験のある子とない子、それだけで全くライフスタイルが違ってきます。
そのため、中学受験のある子の場合は受験本番となる6年生の1~2月に合わせて、遡ってスケジュールを立てていきます。
4~5年生までは、塾の時間も6年生程ではなく、家庭学習の比重が大きいため、シンプルなタイプの矯正装置で目的を絞って治療します。そして、6年生になってからは、何かするとしても夏休み前までにして、本人のストレスが増える夏期講習には矯正治療はお休み期間に入ります。つまり、受験直前の半年くらい何もしなくても、結果的に良い歯並びになれば良いので予め「何もしないコト」を計画に入れていきます。
中学受験を考えて矯正治療を受けている小学生は最近増えています。そして、受験に対する矯正治療の負担を最小限にする事は可能です。なるべく早めに受験がある事を伝えて頂き、目先のコトにとらわれない治療計画を立てて進めていきましょう。
小学3年生子供の矯正治療を考えています。
まわりの同級生のお母さんに話を聞いたところスタートの時期は様々です。幼稚園のころからしているお子さんもいれば、まだしなくても良いと言われた方もいます。
いったい何歳くらいから矯正治療を始めるがベストでしょうか?
子供の矯正治療を相談するタイミングは様々です。
通常は上の永久歯の前歯が生え替わった時期がベストです。この時期から2年程度が小児矯正の効果が出やすいゴールデンタイムです。
ただし、この時期は大きく個人差があります。早いお子さんは小学校入学前、遅いお子さんは小学校3年生くらいまで。また、男女で分けるなら男子の方が生え替わりが遅い傾向があります。
例えば6歳程度で上の前歯が生え変わったお子さんが、小学3年生で小児矯正の相談をされた場合は「遅かった」という事になります。逆に、小学2年生で上の前歯がまだ乳歯のお子さんは「早かった」という事になります。
自分の子供とはいえ歯の生え替わりは中々わからないものです。
一番いい時期を逃さないためにも早めにご相談されるのがベストですので、小学1〜2年生で一度、矯正相談されるのが良いかと思います。
こどもの歯並びが気になっています。何歳頃から矯正治療はスタートできるのでしょうか?
矯正治療の開始時期は、歯並びの状態だけでは決められません。骨格の問題、習癖や治療する本人の全身の健康状態や成長の度合い、そして本人とその家族のやる気と理解で変わってきます。
矯正治療は、始める時期により「準備矯正治療」と「本格矯正治療」の2つに分けられます。
準備矯正治療というのは、乳歯列や混合歯列の時期(6歳から9歳くらい)に始める治療のことです。この時期の治療は、明らかに悪い状態であるなら、少しでも治療しておいて、永久歯が正しく生えやすい環境をつくったり、永久歯の矯正治療を始めるための準備を整えておくのが大きな目的です。 この治療は、成長を利用して骨格のズレを治療したり、歯列を拡大したり、部分矯正をするのに適しています。指しゃぶり、舌癖、爪噛みなど、歯並びに悪い影響のある習癖をやめさせて、それ以上歯並びが悪くならないようにするのも早期治療のひとつです。順応性の豊かな時期ですので、患者本人の苦痛も少なく、早く慣れて、好ましい反応を得やすいといえましょう。また、早く始めれば、歯を抜かずに治療できる可能性が増すなどのメリットがあります。
本格矯正治療では、乳歯がすべて交換して永久歯がほぼ出そろった状態ですので、ほとんどの場合、マウスピース装置やワイヤー装置にて、広い範囲にわたって徹底した治療を行うことができます。特に、歯を抜く必要のあるケースでは、治療を開始するときに乳歯が残っていないほうが、治療の能率がいいということもあって、早くても11~13歳が開始年齢になります。
早ければ早いほど良いとも限らないので、まずは、一度ご相談ください。
マウスピース矯正について
前回の治療の時に着けてもらったアタッチメントという白い突起が気づいたら無くなっていました。またすぐに付け直してもらった方がいいですか?
外れてしまった場合は、マウスピース矯正治療を進めるにあたって影響が出ないようになるべく早めにアタッチメントを再度付けることをお勧めします。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のアタッチメントは最終的には外せるようになっていますので、お食事やマウスピースの着脱の際に取れてしまうことがあります。また、アタッチメントはとても小さいので、取れてしまっても患者様自身は気づかないこともあります。
そのため、毎回の診療時にアタッチメントが外れている箇所がないかチェックさせていただき、治療計画上必要な部分については再度装着いたします。
しかし、取れてしまったアタッチメントが治療計画の過程で影響の無いタイミングの場合は、アタッチメントの再装着をせずに進めることがありますので、もし外れたことに気づいた場合はまずお電話にてご連絡下さい。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療をスタートしました。1枚目を使っていて5日目なのですが、マウスピースの薄くなっている上の犬歯のあたりにヒビが入っています。
痛みはなく、割れたりはしていません。使用には問題なさそうなのですが、こういう場合はそのまま使用を継続していいのでしょうか?
小学生3年生の息子はマウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正中で1日15時間以上使用するように先生に言われています。夏休みには旅行やイベントで、外している時間が増えそうです。
毎日ではないのですが15時間使えない日が多くなりそうな場合はどうしたらいいですか?
お子様のマウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正の場合、基本的には15時間以上の使用で一週間で交換していきます。
しかし、みなさん旅行に行ったり学校の行事等あるため使用時間が減る日はあると思います。
その場合、使用時間が少ない日の分だけ交換期間を延ばしましょう。例えば2日使用時間が少ない日があれば9日で交換するようにします。
使用時間が少なくマウスピースと歯並びが合っていないのに無理にマウスピースの交換を進めると、後のリカバリーに時間がかかってしまうことになりますので焦らず1枚1枚しっかり使用するようにしましょう。
ただしお子様の歯並び、治療段階等で対応も変わってくる場合がありますので、医師への問い合わせをお勧めします。
先月型取りをして、今月からマウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピース矯正をスタートしました。もし頂いたマウスピースを無くしたり、壊してしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?また一から型取りをしないといけないのでしょうか?
患者様の歯型のデータがありますのでマウスピース型矯正装置(インビザライン)のアライナー(マウスピース)を紛失、破損してもすぐに再発注することができます。
紛失や破損してしまった場合は、
①当院へ連絡する。(紛失、破損してしまったアライナーが何枚目かをお伝えください)
②1つ前のアライナー(マウスピース)を使用して歯並びをキープする。
③発注したアライナー(マウスピース)が届き次第交換する。
という流れでマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を再開できます。
新たに型取りも一からのやり直しも必要ありませんが、再発注には1〜2週間かかります。その間にアライナー(マウスピース)を使用していないと歯が動いて届いたアライナー(マウスピース)がフィットしない可能性がありますので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の矯正中はいつも使用しているアライナー(マウスピース)の1つ前のものを予備として保管しておいて下さい。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正を始めました。歯科医院ではマウスピースを歯ブラシで軽く洗うだけでいいと言われたのですが、それだけでは汚れやすく臭いなどが気になり心配です。マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースは臭いがつきやすいのでしょうか?また、ブラシだけでは不安なので入れ歯の洗浄剤みたいなものは使ってもよいのでしょうか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の臭いを予防する方法は2つあります。
①マウスピース型矯正装置(インビザライン)のアライナー(マウスピース)を清潔に保つこと。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のアライナー(マウスピース)は2週間ごとに取り換えていくため、きちんと毎日取り外しをして歯ブラシなどでしっかり洗浄していれば強烈な臭いはしません。しかし、それを怠ると汚れが残り臭いが充満してしまうことになるので注意が必要です。それを予防するためにもアライナー(マウスピース)を外した時や装着時は水洗いし、なるべく清潔に保つことをお勧めします。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は0.5ミリのポリウレタンという樹脂の素材でできています。入れ歯の素材はレジンという樹脂で種類は違いますが樹脂の仲間です。入れ歯は同じものをずっと入れるため、市販された入れ歯洗浄剤を使用します。マウスピース型矯正装置(インビザライン)でも数日使用して臭いが気になる場合は、入れ歯洗浄剤を使用するのも良いかと思います。また、食器用洗剤で洗うのもオススメです。
②食後の歯磨きをしっかり行い、口腔内を清潔に保つこと。
お口の中が不潔な場合はその菌がアライナー(マウスピース)に付く訳ですから、毎日歯磨きをしっかり行うことが必要ですし、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなども行った方がよいです。
口腔内の衛生状態をきちんと保つことは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療にはとても大切になるので、食事をした後は必ず取り外して綺麗に洗い、もちろん歯磨きもしてから装着するようにしてください。これを怠るとむし歯のリスクが高まりますので、日々きちんとしたケアで臭いなと感じるようなことがないように気をつけてください。
こどものマウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて治療期間は長いのでしょうか?マウスピース矯正は大体どれくらいの期間ですか?
マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)の治療期間は1年半以内を目安にしています。
今までの小学生の矯正治療はプラスチックでできた拡大床という装置やワイヤー装置を使用していましたが、マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)では、顎の拡大と歯並び調整を違う期間に行っていたものを同時に行うことができるので、治療期間を短縮することが可能です。
小学生の娘の歯列矯正を考えています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正を考えているのですが、矯正器具にはメリット・デメリットいろいろあると思います。ワイヤー装置と比較して、マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正のデメリットは何でしょうか?
マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)によるマウスピース矯正においてもデメリットや欠点はあります。
❶ 治療費が保険適用にならない
マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)は自費治療となり、健康保険は使用できません。
❷ 開始するタイミングが限られている
マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)では治療期間が1年半程度であり、適応する時期が前歯が永久歯であり、奥歯にまだ乳歯が残っている時期である小学校低学年〜中学年に限られているため、それ以外の時期ですと開始するタイミングが難しくなります。
❸ 装置を使わないと治らない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)同様、マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)でも、1日15時間以上装着することができないと満足のいく治療効果が得られない可能性があります。
そのため、お子様本人はもちろんご家族の協力が大切になってきます。
よくお茶やジュースを飲むのですが、その時マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースはどうしたらいいですか?毎回外した方が良いのでしょうか?それともそのまま飲んでもいいのでしょうか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着したまま糖分の入っていない透明な飲み物は飲むことができます。
例えば、お水や白湯などです。
お茶やコーヒー、紅茶は、色素が強いのでマウスピースが着色しやすくなります。ですので毎日マウスピースを装着したまま飲むのはおすすめしません。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は約2週間で新しいマウスピースに交換していきます。
基本的にはミネラルウォーター以外はおすすめしていませんが、お茶やコーヒー、紅茶なども交換の前日もしくは2日前くらいからは着色してもすぐに新しいマウスピースに交換ですので飲んでも大丈夫です。
またジュースについてですが、マウスピースを装着したまま糖を含む飲み物を飲むと、マウスピースと歯のすき間に水分が入り込み、虫歯や歯周病の発生につながってしまいます。
糖の入った飲み物を飲んだ後にマウスピースをつけたままうがいをしても、すき間に入り込んだ水分をゼロにすることはできませんので、マウスピースは外して飲むことをおすすめします。飲んだ後は一度水でお口をゆすぐ、もしくは食べ物を一緒に摂取した場合は歯磨きをしてから、マウスピースを再び装着するようにしてください。
友達がマウスピース型矯正装置(インビザライン)でマウスピース矯正を始めました。まだスタートしたばかりで外すのが大変そうでした。
マウスピースの取り外しは難しいのでしょうか?外すのにコツとかあるのでしょうか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正をスタートした患者様で、最初に「取り外し方」で苦戦される方は多いです。なぜ苦戦するかといいますと、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が精密な型取りによって作製され、歯の形にぴったりと適合するマウスピースだからです。
そのため、目立ちにくいですし違和感もあまりありません。しかし、「慣れないと外しにくい」という事が起こります。
ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の材質が新しくなり外しやすくなっていますし、外し方のポイントをきちんと最初に練習しますので、全ての患者様が数回で上手に外せるようになります。
取り外し方のポイントですが、上下の歯でポイントが違います。
<上顎のマウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合>
①まず親指びもしくは人差し指で片方の奥歯の内側を外します。
②次に反対側の奥歯の内側を同じように外します。
③最後に、浮いている左右奥歯のマウスピースを両手で掴んで一気に外します。
<下顎のマウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合>
①まず親指もしくは人差し指で片方の奥歯の外側を外します。
②次に反対側の奥歯の外側を同じように外します。
③最後に、浮いている左右奥歯のマウスピースを両手で掴んで一気に外します。
「上顎は内側から」 「下顎は外側から」
このポイントを覚えておけばすぐに外すのが大変ではなくなります。
小学生の息子はマウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース矯正を考えています。
装置をつけた時の話しづらさはありますか?発表会など人前で話す時があり、心配しているようです。
人によってはマウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着した最初の数日間は、舌足らずな発音になることがあります。
しかし、ほとんどの方が装置をつけた当日から日常生活に支障なく会話することができます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)では、歯の部分しかプラスチックで覆いませんので会話への影響はワイヤー矯正に比べて少ないです。
マウスピース矯正を始めました。全部で50枚ほどかかるみたいです。先生からは1週間で交換するように言われているのですが、早く終わらせたいです。5日で交換しても大丈夫ですか?
歯の移動量や毎日の使用時間などでマウスピースの適合が悪くなるリスクがあるため、ご自身の判断で使用期間を短くするのはおすすめできません。
治療の後半や歯の移動量が少ない時期など、矯正医が短い期間で交換しても大丈夫だと判断することもありますので相談してみてください。
治療が順調に進んでいても、使用期間を患者さま自身の判断で短くして進めた結果、元の歯並びに戻ってしまったり、マウスピースが合わなくなってしまったケースもございます。そうすると追加のマウスピースが増えてしまい、逆に治療期間が延びてしまいます。
矯正治療を早く終わらせたい気持ちは十分わかります。矯正医の指示を守り、1枚ずつしっかり使用することが一番の近道だと思います。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を考えています。
透明なマウスピース以外にもいろいろ使うと治療している友達に聞きました。どういうものですか?
マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース治療では歯を正確に動かしていくにはいくつかの補助的な装置を使用します。
「補助装置」つまりマウスピース装置による歯の移動を助ける装置です。
①Aligner Chewie(アライナー・チュウィー)
マウスピースを歯列によりしっかりとフィットさせる為の補助として、装着時に使用します。装着時にこれを咬むことにより歯を動かす違和感を軽減する効果があります。新しいマウスピースに交換した3日間は、装着時に毎回使用して頂きます。約1分ほどしっかり歯列全体で噛んで、マウスピースと歯をフィットさせていきます。
②顎間エラスティック(ゴム)
上下の歯の咬み合わせを改善、微調整するために使用します。また、歯の移動時に起こる反作用の力を抑えることができます。必要に応じてある一定期間使用して頂きますが、ゴムは口腔内の側方につけるためほとんど目立ちません。
これらはマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療において、とても重要な装置です。「補助装置」をしっかり使えるかどうかが、治療期間や治療結果に影響します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を考えています。痛みについて心配なのですが、ワイヤーの治療に比べて痛みはどうですか?
上の前歯が出ています。他の医院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療は難しいと言われたのですができますか?
出っ歯の場合でも「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」で治療することができます。
当院は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で多くの患者様が上顎前突(出っ歯)の治療を行っておりますので一度ご相談ください。
ワイヤー矯正装置に比べて、マウスピース矯正装置ではきれいに治らないと近くの歯医者さんに聞きました。そうなのでしょうか?
そんなことはありません。
もちろん担当医の経験や技量によって異なりますが、それはマウスピース矯正装置だからということではありません。ワイヤー矯正装置での治療でも同じです。
当院は、矯正専門医がきちんとした診断のもと治療を行いますので、マウスピース矯正装置でもワイヤー矯正装置と同じような仕上がりになります。
また、当院のマウスピース型矯正装置(インビザライン)では、非常に精密な型取りを行い、マウスピースを作製しますので正確な歯の移動が可能です。
そして、「クリンチェック治療計画」と呼ばれる3Dコンピュータ画像にて、治療開始から完了までのシミュレーションを行います。自分の歯がどのように動いていくのかを、立体的なアニメーション画像で確認できますので、矯正の期間も正確わかります。
矯正治療の影響について
矯正治療を検討していますが、事前にリスクなどを知った上で決めたいと思っています。矯正治療のリスクや副作用はありますか?またそれはどのようなものでしょうか?
他の医療行為と同様に、 矯正歯科治療にも潜在的なリスクと副作用があります。
機能的で健康的な歯並びや噛み合わせを得ることができる矯正治療
【一般的なリスクと副作用】
- 1.最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。装置には数日間から1、2週間で慣れることが多いです。
- 2.歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 3.装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さまの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 4.治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 5.歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯肉がやせて下がることがあります。
- 6.ごく稀に歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- 7.ごく稀に矯正治療中の強い衝撃等により、歯の神経が影響を受けて壊死することがあります。
- 8.治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 9.治療中に「音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 10.様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 11.歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 12.矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 13.装置を外す時に、エナメル質に小さな亀裂が入る可能性や、かぶせ物 (補綴物) の一部が破損する可能性があります。
- 14.装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 15.装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物) やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 16.顎の成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 17.治療後に親知らずが生えて、デコボコが生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 18.矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
リスクや副作用を正しく理解することで、安心して矯正治療が受けられることが大切です。
疑問点などございましたら、お気軽にお声がけください。
矯正治療中なのですが、昨日冷たいものを飲んだら歯がしみました。
今までにこんな痛みはなく今回が始めてです。むし歯はなさそうなのですがしみる原因は何なのでしょうか?
矯正治療中は様々な原因で治療中に歯がしみる事があります。
主な理由は以下の3つです。
1)歯が重なっていた部分が並んでむし歯が出てきた。
→ガタガタが強い患者さんはむし歯が隠れている事が多いです。
2)歯根が動く時の炎症により歯がしみる。
→歯根が動く時は歯根膜を中心に組織改造が行われます。歯の動きが速すぎて歯の周囲の歯肉や骨の代謝が遅い場合には、歯の周囲の歯肉のしまりがルーズになって歯根の方に刺激が伝わりやすくなり、冷たい刺激に対して強い反応がおこることがあります。
3)最初から歯肉が下がっていて知覚過敏をおこしている。
→成人のガタガタの歯並びの方はすでに歯茎がダメージを受けている事があります。矯正治療が進みガタガタが改善されるとそれまでは外部の刺激に触れていなかった部分が表面にでてきます。今までは他の歯や増殖した歯肉によって、冷たい飲み物の刺激を受けなかった部分が突然刺激を受け痛みを感じるようになることがあります。
矯正中に歯がしみる時は、歯が動く事によって歯と歯ぐきの境目がひらいておこるケースと、もともとあった虫歯などが原因でおこるケースがあります。
矯正治療が要因の場合は一週間程度で症状は治まることが多いです。
矯正治療を始めると食事がしにくくなったり、痛みが強くて食事ができなかったりしないか心配です。大丈夫でしょうか?
装置を入れた直後は少し違和感や痛みを自覚されることがありますが、数日から1週間ぐらいで慣れてしまう場合がほとんどです。痛みがある場合は、無理せず柔らかい食べ物を少しずつ食べる様にして下さい。通常、痛みが出るのはワイヤーを調整したり、新しいマウスピースに交換した2、3日程です。それ以外の日は普通に食事できると思います。
矯正装置がついたら食事はどうしたらいいですか?食べられないものはありますか?
矯正は痛いとよく聞きます。口の中に矯正装置がずっとありますし、口内炎や食事の時の痛みなど心配です。どうなのでしょうか?
歯列矯正治療では、1本1本の歯を理想的な位置に動かしていきます。
個人差はありますが、歯が動き始める2、3日間歯が浮くような違和感や、噛むと痛いといった症状が現れることがあります。これは歯が動いている証拠なのですが、次回の治療までの間ずっと続くことはありません。
また、口内炎は治療の初期に一時的になることがありますが、数ヶ月経つとできなくなります。口内炎のお薬やカバーするワックスなどで対応できますのでご安心下さい。
金属アレルギーなのですが、矯正治療はできるのでしょうか?金属アレルギーの場合、治療は諦めなければいけませんか?
金属アレルギーの方でも矯正治療は可能です。
最近、金属アレルギー体質の方が増えています。ご自身が金属アレルギーだということをご存知ない場合に湿疹や化膿が起きると、原因が特定できず、治療が非常に難航します。ネックレスやピアスをして湿疹や化膿は現れれば、金属アレルギーということも分かるのですが、歯は体のなかに埋め込まれているので、なかなか気付きにくいのです。
金属アレルギーと前もって分かつているのなら、歯の治療に金属を使わない治療を行います。金属アレルギーはかゆみや湿疹、かぶれ、化膿ばかりでなく、歯や歯茎の黒ずみの原因にもなります。歯の場合、その金属取り替えない限り、いくら病院で治療しても治りません。
現在、金属の代わりに使われている材質には「プラスチック」「セラミック」その中間の特徴をもつ「グラス」という新しい素材があります。また「チタン」は金属ですが、金属アレルギーが起きない生体にとってもやさしい材料であることが知られています。
また、当院で患者様が行っているマウスピース型矯正装置(インビザライン)では金属を使用しませんので、安心して矯正治療をお受けいただけます。
矯正治療中に虫歯ができたり、詰め物が取れたり、親知らずが痛み出したらどうしたらよいでしょうか?
私たちは矯正治療で歯並びを治す事と同じくらい、虫歯や歯周病を予防する事は非常に重要だと考えています。
そのため、当院での矯正治療中は虫歯や歯周病などのチェックのために一般歯科の受診も合わせてお願いしており、そちらで対応していただきます。
かかりつけの先生がおられない場合には、ご紹介することも可能です。
歯並び、虫歯や歯周病それぞれの専門の医院でのダブルチェックにて患者様の口腔環境をお守りします。
仕事の関係で接客する機会が多いのですが、矯正器具をつけて普通に話せますか?
発音する時には唇や舌が複雑な動きをしています。矯正装置をつけることによって、一時的にそれらの動かし方が不自然となり発音しにくくなることはあります。
特に裏側に装置を付ける場合は、装置装着後に発音しにくいと訴えられる方が多いと言えます。
取り外しのできるマウスピース装置でも日中に使用しなければならないので同じです。
しかし、ほとんどの場合、どのような装置でも慣れるにしたがって発音も回復しますので心配ありません。
吹奏楽部の所属しています。クラリネットを担当しているのですが、矯正治療はできますか?また、装置によって吹きにくいなどの影響はありますか?
体育の授業での運動も心配なのですが大丈夫でしょうか?
治療開始直後は吹奏楽器を吹きにくいことがありますが、すぐに慣れます。
通常、1〜2週間程度で慣れてきます。歯の動く痛みも約3日程度で治りますので安心してください。
運動する場合でも特に問題ありません。
矯正治療の効果について
小学2年生のこどもが学校歯科検診で歯並び・噛み合わせに◯がついていました。
歯並びはガタガタもなく良さそうなのですが、かかりつけの先生がおっしゃるには出っ歯だそうです。
男の子だし見た目は気にならないのですが、出っ歯は矯正治療で治した方が良いのでしょうか?
「出っ歯」というのは専門分類では「上顎前突」といいます。
上の前歯が下の前歯より前に出ている状態です。
ガタガタがない場合にはわかりにくい症状でなのですが、健康への被害は色々とあります。
具体的には以下のような症状があります。
①上前歯が前に出ているため口が閉じずらい。
→口呼吸になりやすいです。
②前歯がしっかりかみ合っていないため使えない。
→肉など硬いものを噛み切るのを不得意としています。
③上の前歯が歯周病になりやすい。
→歯ブラシが磨きにくく、口呼吸の乾燥で、歯周病のリスクが高まります。
④上の前歯をぶつけて折りやすい。
→出っ歯の男子の1/3は成人までに歯をぶつけて折ります。(個人的統計)
これらの症状はこどもだけでなく成人の方にも当てはまります。
呼吸法や姿勢の問題など色々な内容を含んでいますので、上顎前突(出っ歯)は早期から矯正治療を取り組むべき症状だと言えます。
こどもが受け口でマウスピース矯正をして約1年ほどたちましたが、旅行先でマウスピースをなくしてしまいました。
治療終了まではあと何年かかかると先生にいわれていましたが、受け口は今のところ治っています。マウスピースの作りなおしにまたお金がかかってしまうので、見た目も治っていますし、もし問題ないなら終わりにしたいと考えています。途中でやめてしまうと何か支障はありますでしょうか?
受け口の治療の終わりの設定は非常に難しいです。
次の2つの期間は後戻りをしますので、よく注意した方が良いと言われています。
1.前歯が乳歯から永久歯に生え変わる瞬間(6〜8歳)
→まだ生えていない永久歯が受け口である可能性があります。
2.身長が大きく伸びる時期(男子は15歳付近、女子は12歳付近)
→下アゴの成長は上アゴの成長と異なり、身長の伸びのピークで大きくなります。
一般的にはご家族に同じような受け口の遺伝要因があるかないかが、強く影響しています。マウスピースを作る作らないに関わらず、一度担当医にチェックをしてもらった方が良いと思います。
矯正治療をスタートする予定なのですが、虫歯があります。矯正治療前に治した方がいいのでしょうか?
矯正装置を装着するのと同時進行でも良いのでしょうか?
検査の結果、虫歯の治療をしないと矯正治装置が付けられなかったり、痛みなどの症状がある場合には、矯正治療に先立って虫歯の治療をしていただくことになります。しかしそのような問題がなければ、先に矯正治療を始めることもあります。 また、現在歯に被せてある冠や詰め物は悪い歯並びの状態に合わせて作られていますので、矯正治療の途中あるいは終了後に作り直さなくてはいけないこともあります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合には、スタート時に型取りを行い、その歯型に合わせて全てのマウスピースを作製します。そのため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療の患者様は治療前に虫歯の処置をして頂く必要があります。
どちらの場合でも、矯正検査の結果を踏まえて治療方針決定時にこちらから指示できますので、まずはご相談ください。
小児矯正について
息子が遊んでいる時に友達の頭に前歯をぶつけてしまいました。出っ歯でいずれ矯正が必要になりそうだとは思っていたのですが…。
本人は痛みはあまり無く、ぶつけた時は出血が少しありました。まずはどうしたらいいでしょうか?
小児の歯の外傷は身体の他の部位と比べて発生頻度が高く、また事後の影響も残りやすいものです。
特に出っ歯の傾向があるお子さんはよく上の前歯をぶつけることが多い気がします。
受傷時に歯の破折や歯肉から出血などがあった時は、お母様も気が動転しがちですが、適切な応急処置や症状に応じた対処が必要となります。早めの対応が治療の予後に影響するため、痛みなどの症状がない場合でも歯科医院で診察を受けることをお勧めします。
また、症状が軽い場合でもその後しばらくしてから歯が変色したり、歯肉が腫れてくることがあります。乳歯の場合は後から生えてくる永久歯に影響を与えることがありますので、生え替わりまで定期的にチェックして受傷した歯の状態と次の永久歯の生え方を長期観察していく必要があります。
近所の子が「取り外しのできる装置」だけでアゴを広げる矯正治療をやっています。うちの娘も歯並びが悪く、小児矯正を考えているのですが取り外しのできる装置だけできれいな歯並びになりますか?
顎を拡げる「取り外しのできる装置」とは可撤式拡大装置(プレート)の事だと思います。歯並びを外側に広げる装置で、目的は主に「足りない前歯の歯並びのスペースを確保する事」です。
悪い歯並びとはスペースが足りないデコボコだけではなく、出っ歯や受け口、開咬など他にも様々あリますので症状によっては他の矯正装置が適応のお子様もいます。
また、この床矯正装置の効果が出やすいのは乳犬歯という歯が抜けるまでです。この時期が早い 子で9歳くらいですから、小学生の早い時期でないと床矯正治療の効果は少ないこともあります。
歯並びの問題が1つとは限りません。ガタガタと出っ歯が両方見られたり、受け口で開咬であったりすることも多くありますのでしっかり精密検査をし治療計画を立てて、お子様1人1人に適した装置を選択する必要があります。
むし歯になっていない歯を抜くのだけは抵抗があるので成長期の矯正治療でなんとかしたいのですが、小児矯正をすれば抜かずにすみますか?
小児矯正治療を行っても、抜歯を併用した本格矯正治療を行うパターンになる場合はあります。そのパターンは、
・歯がかなり大きい
・前歯が前に倒れて出ている
これらの症状がある場合は非抜歯の小児矯正では改善しきれません。
本格矯正時に抜歯を併用してそのスペースを利用して、歯を並べたり前歯を後ろに下げます。
小児矯正からスタートする場合には、できるだけ抜歯せずに永久歯の本格矯正治療ができるように治療プランを考えますが、「すべての歯並びで100%非抜歯矯正」という矯正治療は存在しません。
歯医者さんで5歳のこどもの歯並びが将来悪くなる可能が高いと言われました。
今は全て乳歯できれいに並んでいますので何となく信じられません。アゴも大きくなるし運良くきれいに生え変わるのではないのでしょうか?
上の前歯の乳歯と永久歯の比較です。
乳歯:平均約6.6mm 永久歯:平均約8.6mm
永久歯は約1.3倍大きいです。
残念ながら、前歯が乳歯の時にある程度「すきっ歯」でないと永久歯が生える隙間が足りなくなてしまいます。隙間がない前歯は、生え変わりと共に不正咬合になって並ぶ可能性が高いです。
このお話をすると「アゴは成長して大きくなるから大丈夫じゃないの?」という質問もあります。
たしかにアゴは大きくなります。アゴはお顔の輪郭を作る骨格と歯がある歯槽骨(しそうこつ)とういう部分で作られています。骨格の部分は成長とともに前後的に大きくなっていきます。それに対して歯槽骨の部分は歯が生える時に大きくなるというより厚みが出ます。
つまり一度、永久歯が生えてしまったら成長と共に骨格が大きくなっても、歯が並ぶスペースが劇的に得られるわけではありません。
やはり、就学前の乳歯の時点で「すきっ歯」でないお子さんは将来、歯並びが悪くなる可能性が高いと言えます。
就学前で矯正治療はまだかもしれませんが、一度矯正治療についてお話を聞いておく事は大切です。そうする事で保護者様は心の準備ができます。
私は昔、矯正治療を受けたのですが、子供も矯正が必要になるか心配です。
私は八重歯だったのですが子供も八重歯になりますか?また、主人は受け口だったのですがそれも遺伝しますか?
お子様がご両親と必ず同じ歯並びになるとは限りません。
しかしながら、遺伝的に体質が似るため似た傾向になる事は充分に考えられます。
また、歯の大きさや顎の大きさも世代ごとに変わってきていますので、遺伝以外にも歯並びや噛み合わせを決める要因というものは沢山あります。
世代ごとに不正咬合になる原因が増している事や遺伝的にもご両親が不正咬合の傾向を持っている場合は、将来的に矯正治療の対象となる可能性は高いと考えられると思います。
そこで、歯並びの原因の中で「変えられる事」と「変えられない事」の両方があるので、何が「変えられる事」なのか調べてみるのが良いでしょう。
矯正治療専門のクリニックでは、単純に歯の問題だけではなく、その後の成長や歯の生え変わった後の状態を予測する事が可能です。その「予測」の中で、早期に対策を立てる事である程度は回避できる事があれば、早期治療の提案をしていきます。
通っている歯医者さんで6歳の娘が、アゴが小さいから今すぐ矯正でアゴを広げた 方が良いと言われました。
アゴって、自然に大きくなるものではないのでしょうか?
子供が矯正治療をしている知り合いのお母さんに小学生から矯正治療を行う場合、治療を2回に分けると聞いたのですがどうしてですか?
小学生から矯正治療を行う場合は2段階に分かれます。
この理由は、小学生では乳歯と永久歯がまざっている状態であり永久歯の歯並びが完成するのは12歳前後になるからです。
成長を利用して、これから出てくる永久歯をなるべく良い位置に誘導 するのを1期治療と言います。この状態は70〜80点の歯並びを目指します。小児矯正・準備矯正・床矯正…はほぼ同じ意味を示しています。
その後、12歳前後から2年程度ワイヤー装置やマウスピース装置を利用して100点まで 持っていくのが2期治療と言います。本格矯正とも言います。
当院YouTubeに矯正治療に関する動画を公開しております。
ぜひご覧ください。「インビザラインファースト」子供の矯正治療について
子供がまだ指しゃぶりをしています。何才くらいまでしていても大丈夫ですか?また、歯並びには影響はありますか?
デンタルモニタリングについて
旅行に来ていてスキャンの道具を忘れてきてしまったので、予定日にスキャンが出来ません。旅行から帰ってきてからスキャン撮影して大丈夫でしょうか?
帰宅後のスキャン撮影で構いません。
しかし、スキャン撮影後のマウスピース交換となりますので、大幅に撮影が遅れると治療の進みも遅くなってしまうことをご了承ください。
1週間以上遅れることがございましたら、一度医院までご連絡ください。
マウスピースを交換してからスキャンしてしまいました。本来はマウスピースを交換する前にスキャン撮影し、解析結果メッセージを確認してからマウスピースを交換するという流れなのでしょうか。
はい。マウスピース交換前にスキャン撮影をお願いします。
スキャン撮影のデータをAIが解析し、マウスピース交換の指示を出します。
歯の動きが不十分な場合は、「現在のマウスピースを数日延長してください」との指示が出ることもございます。
スキャン撮影の時、現在のマウスピースが何枚目か確認する画面が表示されます。こちらの枚数は毎回自分で変更していくのでしょうか?
自動で変更されていきますので、基本的には変更の必要はありません。そのままスキャン撮影へとお進みください。
ただし、装着中のマウスピースの番号と異なる場合は一度医院までお知らせください。
スキャン撮影を行うと音声ガイダンスが英語でした。日本語に変えたいのですが、どうすればよろしいですか?
アプリ内の「プロフィール」>「リソースの更新」をタップすることで、日本語に変更できます。