飲み物による着色を防ぐ方法
皆さま、こんにちは。
東京の代官山エリアにあります代官山こども矯正歯科です。
「あれ?歯が黄ばんでいる?」
知らないうちに“着色しやすい習慣”をしていませんか?
実は飲み方やケア方法を少し工夫するだけで、着色はかなり防げます。
さらに、マウスピース矯正中の方は
特に気になるところかと思います。
こちらのブログでは、矯正治療をしている方と、
そうで無い方にも共通の自宅でできる簡単な対策をお伝えします。
☕️なぜ着色は起こるのか?
色素が、歯の表面のペリクル(薄い膜)に付着することで着色が起こります。
・お茶(烏龍茶・緑茶)
・コーヒー
・紅茶
・ポリフェノールを含むジュース(ブドウ、ブルーベリーなど)
・ワイン
上記の飲み物には着色の原因になる色素が多く含まれています。
さらに、ダラダラ飲み、
歯の表面の汚れによるざらつき、唾液量の減少などが重なると、
色が沈着しやすくなります。

【自宅でできる着色予防】
① 飲んだ後は水ですすぐ
最も手軽で効果的です。
コーヒー・紅茶・お茶・ワイン・ジュース を飲んだ後、
お水で10〜20秒すすぐ、もしくはお水を飲むだけでも、
色素の停滞を減らすことが出来ます。
② ストローを使う(アイスの場合)
前歯に触れる量が少なくなり、着色予防になります。
(※熱い飲みものはやけどの原因になりますので、ストローの使用は避けてください。)
③ ダラダラ飲みは避ける
口の中に色素が長時間残ると着色が進みます。
そのため、
「まとめて飲む → 水で口をすすぐ、もしくは歯磨きをする」を習慣にしましょう。
④ 研磨剤入り歯磨き粉の使いすぎに注意
一時的に着色は落ちますが、
使いすぎると歯を傷つけ逆に着色しやすくなります。
研磨剤入りは週2〜3回程度でも十分です。
⑤唾液量を増やす生活を意識
唾液は天然のクリーニング剤(シャワーのようなもの)です。
唾液の分泌量は、食べ物をよく噛むことで増えます。
スムージーなどは手軽に栄養素を摂取出来ますが、
しっかり噛まなくて良いため唾液の分泌量が減ってしまいます。
根菜類や海藻類など
噛みごたえのある食材をよく噛んで唾液量を増やしましょう。
また、唾液量が増えることは、
口臭予防にもなるというメリットもあります。
他にも、水分をこまめに摂る、
口呼吸を減らすなどでお口の中を潤すことも効果的です。

【飲み物別のワンポイント対策】
よく飲む飲み物も、ちょっと工夫するだけで着色リスクを下げられます。
🍵お茶(烏龍茶・緑茶)
・薄めに淹れる
濃度を薄くすることで、歯に付着する色素量も減るため着色をやや抑えられます。
ただし、より効果的なのは
飲む回数を減らす、ダラダラ飲まない、飲んだら口をすすぐなど、飲み方の工夫です。
普段の水分補給は、着色しにくい麦茶やルイボスティーがおすすめです。
☕️コーヒー
・牛乳を入れる。
コーヒーの着色成分であるクロロゲン酸は、
牛乳のタンパク質「カゼイン」と結びつきやすい性質があります。
ミルクを加えることで、色素が歯に付着する前に
ミルク成分がキャッチしてくれるため、
ステインが付着しにくくなります。
また、コーヒー自体の色が薄まることで、着色の強さそのものも弱まります。

🍋紅茶
・レモンを加える。
紅茶の成分であるタンニンは、酸が加わると分子の状態が変化し、
紅茶そのものの色が薄くなり、水に溶けやすい形になります。
その結果、紅茶の着色パワーが弱まり、歯に沈着しにくくなります。
ただし、酸が強い飲み物はエナメル質を溶かしやすいため、
長時間のダラダラ飲みは避けましょう。

🍷赤ワイン
・チーズと一緒に食べる。
赤ワインは、最も歯を着色させやすい飲み物のひとつです。
コーヒーの時と同様に、
チーズに含まれるカゼインがワインの色素やタンニンと結合するため、
歯に色がつく前に吸着してくれる効果が期待できます。
さらに、合間に水を飲むと口の乾燥を防ぎ、
赤ワインに含まれる色素と酸を洗い流せるので効果的です。

【マウスピース矯正中の方へ特に大切な着色対策】
① マウスピースを付けたまま飲めるのは“水だけ”です。
緑茶・ポリフェノールを多く含むジュース・コーヒー・紅茶・ワインを
装着したまま飲むと、歯が着色する可能性に加えて、
マウスピース自体が着色してしまいます。
② 再装着前は必ず水ですすぐ
色素や食べかすを閉じ込めると、着色・むし歯のリスクが上がります。
歯磨きができない時は「飲食 → すすぐ → 装着」を徹底しましょう。
③ ダラダラ飲みは装着時間にも悪影響
外したまま長時間飲むと、装着時間不足につながります。
短時間で飲みたいものを飲む
→ 終わったら歯を磨いて(難しい時は水でお口をすすいで)すぐ装着、が理想です。
【まとめ】
お茶(烏龍茶、緑茶)・ポリフェノールを含むジュース(ブドウ、ブルーベリーなど)・コーヒー・紅茶・ワインを日常生活において飲むことは問題ありません。
大切なのは“飲み方”と“ひと手間のケア”です。
・水ですすぐ
・ダラダラ飲みを避ける
・唾液を増やす習慣
矯正中の方はさらに
・装着したままは水以外の飲み物はNG
・再装着前に必ずすすぐ
・マウスピースは時々浸け置き洗いをする

これらのように、
少しの工夫で矯正中でも明るく透明感のある歯を保てます。
今日からできる着色予防で、笑顔をもっと輝かせましょう!
執筆・監修者
理事長:岩田 直晃
日本矯正歯科学会認定医 日本矯正歯科学会臨床指導医 東京歯科大学歯科矯正学講座 非常勤医局員
【経歴】
東京歯科大学卒業
東京歯科大学歯科矯正学講座 卒後研修課程修了 東京歯科大学水道橋病院矯正歯科 勤務
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