反対咬合症例 <上顎前歯の翼状捻転を伴う反対咬合に対する準備矯正治療>
| 治療方法 | 機能的矯正装置+マウスピース型矯正装置 |
|---|---|
| 治療期間 | 24ヶ月 |
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 8歳 |
| 治療費用 | ¥935,000+TAX |
〈反対咬合と翼状捻転の矯正治療:改善方法とリスク〉
「反対咬合(受け口)が気になる」「前歯が不正な位置に生えている」「歯並びに問題があり、噛み合わせが悪い」といったお悩みを持つ方は少なくありません。特に、反対咬合や翼状捻転がある場合、見た目だけでなく、日常生活での噛み合わせや口元の発音にも影響を与えることがあります。このような症状に対して、矯正治療は非常に効果的です。今回は、反対咬合(受け口)や翼状捻転に関する治療方法と、それに伴うリスクについて詳しく解説します。
〈反対咬合と翼状捻転の原因〉
今回の主訴では、反対咬合(受け口)という症状があり、口元が突出して見え、正常な噛み合わせができない状態です。反対咬合は、下顎が上顎よりも前に出ていることが原因で、見た目に大きな影響を与えます。また、翼状捻転(歯のねじれ)も併発しており、前歯やその他の歯が正常な位置よりもねじれて生えていることが特徴です。このような不正な歯並びがあると、歯を並べるスペースが不足したり、噛み合わせに問題が生じたりします。
〈矯正治療のアプローチ〉
これらの症状に対して、矯正治療では歯列の調整と位置の移動が必要です。反対咬合に関しては、上顎前歯を前方に移動させ、下顎前歯を後ろに下げることが目標となります。翼状捻転の改善には、歯に適切な力を加えてねじれを修正する処置が行われます。
矯正治療の方法として今回は、既製の機能的矯正装置(プレオルソ)とマウスピース型矯正装置を使用しました。特に、マウスピース型矯正装置は、患者様の歯の状態に応じてカスタマイズされ、取り外しが可能であるため、衛生面でも優れた選択肢です。
治療中は、歯が本来の位置に移動するように誘導します。翼状捻転の症例では、歯の位置を適切に調整し、歯並びを整えることが目指されます。
〈矯正治療のリスクと副作用〉
矯正治療は効果的ですが、いくつかのリスクや副作用が伴うこともあります。治療中に注意すべき点として、以下のリスクがあります:
- う蝕(虫歯):矯正装置を装着中は、歯磨きがしづらくなるため、虫歯が進行しやすくなります。適切な口腔ケアと定期的な歯科チェックが重要です。
- 歯肉炎:矯正装置が歯に密着するため、歯茎に炎症が起きやすくなります。正しい歯磨きと、必要に応じて歯茎のケアを行うことが大切です。
- 歯根吸収:矯正治療中に、歯根が短くなるリスクがあります。これも治療による負担を最小限に抑えるために、定期的な診察と調整が必要です。
治療開始前にはリスクについて十分に説明を受け、適切な対策を講じることが大切です。
〈矯正治療の費用と補償について〉
矯正治療にかかる費用は、治療期間や使用する矯正装置によって異なります。当院では、永久歯の歯並びまでの治療費が含まれたパッケージ料金をご案内しており、治療終了後も成人(18歳)までの再治療に関して追加費用は発生しません。再治療には、歯の後戻りや生え変わりによる問題に対応するため、予期せぬ追加費用を避けることができます。
また、治療中の費用負担を軽減するための分割払いなどの選択肢も用意しており、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。
〈まとめ〉
反対咬合(受け口)や翼状捻転の改善は、見た目だけでなく、噛み合わせの向上や口腔衛生にも大きな効果をもたらします。矯正治療を通じて、患者様が自信を持てる笑顔を取り戻すことが可能です。治療を始める前に、リスクや治療方法について十分に理解し、納得の上で治療を開始することが重要です。
矯正治療に関する疑問や不安があれば、専門の矯正歯科医にご相談ください。どんな小さなことでも、お気軽にお問い合わせいただけます。